内回り/外回り †
外回り方式 †
IC対応の決済専用端末連動型・ASP/クラウド接続型 †
- IC対応済専用端末を利用
- カード情報を決済専用端末から直接外部の決済ネットワークに伝送する方式
- カード情報以外である金額や決済結果等は内部連携可能
内回り方式 †
- 内回り方式は、暗号化したカード情報が加盟店システムを通過する方式
- 既存業務フローをほぼそのまま維持でき、システムフローも小幅な変更で済むため、多くのニーズがある
- ただし、11項目のセキュリティ要件を満たすか、PCI P2PE認定ソリューションの導入が必要
PCI P2PE認定ソリューションの採用(認定端末の利用) †
- PCI P2PEソリューション導入により、11項目のセキュリティ要件を満たす必要がなくなるため、非常に対応がしやすくなる
- PCI DSS準拠の場合、約400の監査項目数が「SAQ P2PE」適用でわずか33項目となり、大幅に監査項目を減らすことができる
セキュリティ基準(11項目)を満たした上で、決済代行事業者に接続 †
- 以下のいずれかの端末を使用
- PA-DSSに準拠したアプリケーション搭載のPOS
- PCI PTSに準拠した決済専用端末
- かつ、ネットワークの分離やウイルス対策などのPCI DSS要件を抜粋したようなセキュリティ基準(11項目)を満たし、PCI DSS準拠した決済代行事業者などに連携
セキュリティ基準(11項目) †
EMV †
概要 †
- EMVはEuropay、Mastercard、VISAの頭文字を取ったもので、ICカードに関する国際規格
- クレジットカードに搭載されるICチップ、また事業者が利用するクレジットカードの決済端末ともに、この国際規格に準拠する必要がある
EMV Contactless †
リーダー †
- EuroPay?(ユーロペイ)、Mastercard International(マスターカード・インタナショナル)、およびVisa International(ビザ・インターナショナル)の間で合意したICカードの統一規格で、三社の頭文字を取って名付けられた
OEM用 †
関連チップ †
MAX32560 †
DS8007 †
DS8113 †
STmicroerectronics †
NXP †
関連ソフトウェア †
関連ライブラリ †
PCI †
PCI-DSS †
- PCI DSS は、カード会員データを保存、処理、または送信するあらゆる事業体に適用される
- カード会員データに含まれる、または関連する技術面および運用面のシステムコンポーネントが対象になる
- ペイメントカードを受け入れる、または処理する加盟店は、PCI DSS に準拠する必要がある
PCI DSS要件 †
- 安全なネットワークの構築と維持
- 要件1: カード会員データを保護するために、ファイアウォールをインストールして構成を維持する
- 要件2: システムパスワードおよびその他のセキュリティパラメータにベンダ提供のデフォルト値を使用しない
- カード会員データの保護
- 要件3: 保存されたカード会員データを保護する
- 要件4: オープンな公共ネットワーク経由でカード会員データを伝送する場合、暗号化する
- 脆弱性管理プログラムの整備
- 要件5: アンチウィルスソフトウェアまたはプログラムを使用し、定期的に更新する
- 要件6: 安全性の高いシステムとアプリケーションを開発し、保守する
- 強固なアクセス制御手法の導入
- 要件7: カード会員データへのアクセスを、業務上必要な範囲内に制限する
- 要件8: コンピュータにアクセスできる各ユーザに一意の ID を割り当てる
- 要件9: カード会員データへの物理アクセスを制限する
- ネットワークの定期的な監視およびテスト
- 要件10: ネットワークリソースおよびカード会員データへのすべてのアクセスを追跡および監視する
- 要件11: セキュリティシステムおよびプロセスを定期的にテストする
- 情報セキュリティポリシーの整備
- 要件12: すべての担当者の情報セキュリティポリシーを整備する.
PCI PA-DSS †
- PA-DSS は、承認または決済の一部としてカード会員データを保存、処理、または送信し、第三者に販売、配布、またはライセンス供与されるペイメントアプリケーションのソフトウェア開発者およびインテグレータを対象としている
- 多くのカードブランドは、PCI SSC によるテストを受けて承認されたペイメントアプリ
ケーションを使用することを加盟店に推奨している
- 検証済みアプリケーションのリスト
PCI-PTS †
- PCI SSCが策定しているセキュリティ基準には、決済端末(mPOS)を開発する「ベンダー」に求められるセキュリティ規格として「PCI PTS」がある
- PCI PTSは、PIN入力を行う決済端末で確保されるべきセキュリティ要件
- PCI PTSに対応した端末を用いた PCI P2PE ソリューションの導入により、POS加盟店は、POS端末内にカード情報が残らず、情報漏洩のリスクを低減でき、PCI DSS準拠に必要な審査項目が大幅に削減されることで、監査に関する負担も軽減される
- 「PCI PTS」は、有効期間が定義されている
- 1つのマイナーバージョンで「PCI PTS」規格として認められる有効期間は9年間で、さらに3年ごとにマイナーバージョンアップが行われ、新しいバージョンがリリースされている
関連規格 †
FIPS 140-2 †
ANSI X9.24 †
ANSI TR-31 †
ISO 9564 †
- 金融取引を行う際の本人確認で用いられる暗証番号(PIN)の安全性を確保する仕組みを既定
- 金融機関の取引カード(キャッシュカード、クレジットカード、デビットカード)等とともに利用される暗証番号(PIN:Personal IdentificationNumber?)について、その設定、保管、入力、送信等に関する一般的な規則を定めた規格
- 共通鍵暗号を使用
- リテール金融分野、特に現金自動支払機/現金自動預払機(CD/ATM:Cash
Dispenser/Automated Teller Machine)や販売時情報管理(POS:Point of Sales)のシステムで PIN を暗号化する際に、CD/ATM とセンターが暗号鍵を安全に共有するための鍵管理方式を定めた規格
ISO 16609 †
- 金融取引でやり取りされるデータにおける改ざんの有無を確認するための仕組みを既定
- 金融サービス関連のメッセージの完全性を保護し、メッセージが許可されたソースから発信されたことを確認するための、送信プロセスとは独立した手順を定めた規格
- メッセージ認証コード(MAC: Message Authentication Code)の計算用の承認されたブ
ロック暗号のリストについても紹介している
- 共通鍵暗号を使用
関連製品 †
端末 †
OS †
認定 †
関連技術 †
暗号 †
DUKPT †
関連製品 †
MCU †
Maxim DEEPCOVER EMBEDDED SECURITY †
ソリューション †
- TPS65218 ... AM335x/AM437x ARM® Cortex™-A8/A9 SOC 用パワー・マネージメント
- TCA5013 ... 1 枚のユーザー・カード + 3 枚の SAM 向け、スマート・カード・インターフェイス IC
決済端末 †
ガイドライン †
アクワイアラ †
SAMカード †