I2C(Inter-Integrated Circuit) †
- I2Cバスとは、SCL(シリアル・クロック)と、双方向のSDA(シリアル・データ)の2本の信号線(GNDは含まず)で通信する同期式のシリアル通信
- バスには複数のスレーブを接続でき、マスタは個別に決められたスレーブのアドレスを指定して、スレーブを選択してからそのスレーブと通信する
- ビットレートにより、標準モード、ファースト・モード、ハイスピード・モードがある
SPI(Serial Peripheral Interface) †
- SPIバスとはSCK(シリアル・クロック)と単方向のSDI、SDOの3本の信号線(GNDは含まず)で通信する同期式のシリアル通信
- バスには複数のスレーブを接続できるが、それらを特定するためにマスタはSS(スレーブ・セレクト)信号でスレーブを選択しなければならない
- 信号線は増えるが、データのフォーマットや原理が単純なため高速で通信できる
UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter) †
- 1対1のデータ通信を前提としている
- 双方向通信が可能
- 主にPC間やマイコン間のコンソール制御に利用されている
- 最近のほとんどのマイコンにはUART機能が搭載されており、マイコン間のデータ交換や、変換ICを使用してRS232C規格の通信またはUSB規格の通信に変換し、パソコンやFA機器とデータのやり取りをすることが可能
RS-232C †
- RS-232Cインタフェース(例えばパソコンのCOMポート)は、UARTの入出力信号をRS-232Cの定める電圧に変換するデバイスを経由して外部コネクタ(パソコンで言えばD-SUB9ピンコネクタ)に繋がる構成になっています。この変換器のことを俗に「RS-232Cドライバ」などと呼んでいますが、マキシムという会社のMAX232というデバイスが有名です。