ITアーキテクト †
ITアーキテクトの仕事 †
- 要求モデリング
- ビジネスや業務からの要求を踏まえて、大まかな実現方式を検討する
- 「過去の取引データを参照したい」「検索機能が欲しい」「5秒以内に検索できないと業務効率が悪い」などの複数の要求を満たす方法を考える
- アーキテクチャ設計
- 要求モデリングに基づき、具体的な構成要素とその組み合わせを立案する
- 「ハードウェアリソースを有効利用するために、サーバ仮想化技術を使う」「データベースソフトのライセンス(使用許諾権)費用が高いのでオープンソースの利用を考える」など
ITアーキテクトに求められるスキル †
- 専門分野の高い技術スキル
- 他の分野にもある程度対応できるスキル
- ビジネス理解力
- 調整能力・段取り能力などのコミュニケーション能力
ITアーキテクトに向いている人 †
- 幅広い視野を持ち、多様な価値観を理解でき、専門外のことについても貪欲に吸収する姿勢を持っている人
- 分野や立場の異なる人とコミュニケーションをしなければならないため、物事の本質をつかんだ上で、枝葉末節をそぎ落とし、最後に判断する骨太な人
- 日々の生活や仕事で発生する問題に対して、拙速な判断を下すのではなく、「なぜ起きたのか」「偶然なのか」「再現性があるのか」「どうしたら防げるのか」と考えられる人
テックリード †
テックリードとは †
チームの技術的なリーダー †
- エンジニアチームにおいてリーダーとしてチームを牽引していく
- チームの生産性の向上や記述的なビジョンの明示
- 開発環境における障害を取り除いておくことにより、円滑な開発スケジュールが可能になる
- メンバーが納得できる技術的なビジョンを示す
チームの窓口 †
- エンジニアチーム以外の部署・チームとのコミュニケーション全般を担う
テックリードの役割 †
コード品質の向上 †
- チームが書くソフトウェアのコードの品質担保に対して責任を負う
- 適切なコードを書けるチーム作りを目指す
- コードの品質の方針やコーディングスタイルは、レビューを通じて徐々に統一化していく
- 一貫性のないコードレビューを繰り返しているとメンバーからの信頼感が薄れる可能性もあるので注意
チームの生産性向上 †
- エンジニアチームのメンバーが業務しやすい環境を作り、改善点がある時には対策を考える
- 「技術的に可能か」「実装難易度が高すぎないか」「既存機能と似ていないか」などを調べ、効率良くチームが働ける環境を作っていく
アーキテクチャ・設計 †
- チーム内が納得して行える環境を整備するのがテックリードの役割
- 最終的に決定したことは、テックリードが責任を持つ
テックリードに必要なスキル †
- 他部署からの要望や質問にロジカルな回答ができる
- 他部署に対して理解しやすい説明能力
- 技術的な点でチーム内や他部署において信頼されている
- 豊富な技術的知見や経験
- コードレビュー/チーム内の適切なフィードバック能力
VPoE †
- エンジニアのマネージャー職
- 主にチームビルディング、他部署間のミーティング、エンジニアの採用なども行う