#author("2017-05-23T00:06:50+00:00","default:admin","admin") #author("2017-05-23T00:14:37+00:00","default:admin","admin") -[[Googleはどうやってサービスを生み出すのか? – 2時間でサービスを生むデザインスプリント:http://fladdict.net/blog/2015/02/google-design-workshop.html]] -[[Googleデザインスプリントにおける5つのプロセス:http://uxmilk.jp/62285]] ---- *概要 [#e879f854] -Googleデザインスプリントは、以下の5段階 --情報を共有する:Unpack --スケッチする:Sketch --決断する:Decide --プロトタイプを作成する: Prototype --テストする:Test -Googleのスプリントプロセスは、個人よりもチームで進めるように作られている。つまり、メンバー全員で同じ目標に向かって進んでいく必要がある。 --理想のチームは、あらゆる職務や地位の代表者が参加するチームです。たとえばスポンサー、シニアマネージャー、マーケター、デザイナー、デベロッパー、カスタマーサービス、営業、ユーザーサポートなど、さまざまな分野における代表のことを意味する。 -最初のスプリントで修正案をつくり、そのあとに少なくとも2回のイテレーションを回すことが強く推奨されている **情報を共有する:Unpack [#m0965d72] -アンパックの段階では、メンバーを集めてチーム内でその問題に関する情報を共有する -なぜこの機会がビジネスにおいて重要なのかをまとめた、シニアマネージャーによるプレゼンテーション -競合分析 -問題のデモンストレーションと、利用できるいくつかの解決策 -提案した解決策の詳細な手順 -ユーザーのペルソナ -分析データ -成功に導くための指標 (役に立つビジネス指標。根拠のない指標は使用不可) **スケッチする:Sketch [#j69ea67a] -メンバー全員が共通認識をもつことができたら、チームをいくつかに分け、解決策の考案に取りかかる -スケッチは個々の作業 -スケッチは、紙で作業すると良い。理由は以下の2つ。 --素早く作業でき、変更箇所が見つかればすぐに変えられる --メンバー全員がワイヤーフレーム作成ツールを使いこなせるわけではない **決断する:Decide [#j147ad27] -どのアイデアを次のプロトタイプの段階へ持っていくかを決める -考案した解決策が、目的や能力、リソース、ユーザーなどと対立する可能性があるかを明らかにする段階でもある -まずは、障害が起こりそうな事柄を仮定し、リストアップ --予算 --ユーザー --テクノロジーキャパシティ --ビジネスドライブ -1つ1つのアイデアをレビューし、生まれてくる障害を見出します。そして、障害を解決できるアイデアを考える。 -常にリストを整理して、うまくいかないと判断したアイデアは、早めの段階で削除していく -プロトタイプを作成するアイデアを決めたあとは、アイデアについてのストーリーボードを作る -ストーリーボードは、段階を踏むプロセスにおいて、ユーザーとのインタラクションを定めるもの。また、プロトタイプの仕様となる。 -ユーザーストーリーを1つや2つでも定めておけば、仕様がより良くなる -最終日に行うUXテストの参加者をこの日に集める **プロトタイプを作成する: Prototype [#gd3a4944] -ユーザーが最終日にテストするプロトタイプを、1日で作り出す -インタラクティブなプロトタイプを素早く作りあげるためのツールとして、Googleは、KeynoteとKeynotopiaにあるテンプレートの使用を推奨している。 **テストする:Test [#l9f49207] -デザインスプリントの5日目では、最大20名(少なくとも6名)のユーザーを集め、プロトタイプを操作してもらう。そして、1対1でユーザーを観察したり、意見を求めたりと共同で作業する。 -どんな気付きがあったか、テストに関する全員がメモして記録しておく -このメモを1日の終わりにまとめる。そうすることで、今後もイテレーションで回すべき点や改善点を決められる。