パラダイムとは? †
- 認識のしかた
- ものの見方や考え方
- ルールと規範
- 境界を明確にし、
- 成功するために、境界内でどう行動すれば良いかを教えてくれるもの
パラダイムの特徴 †
- パラダイムはどこにでもある
- 大小を問わず、全てのパラダイムが、その中にいる人達のものの見方や考え方、問題を解決する方法に同じ影響を与える
- パラダイムを学んだときに新しいことを理解する
- 信じれば、見える
- ルールを理解して初めて微妙なところが見えてくる
- よく見るためにはパラダイムが必要
- パラダイムのしなやかさが重要
- パラダイムを変える人に以下の疑問をぶつけていく
- 自分の分野で不可能と思えることが、もし可能になるなら、仕事の性質が根本から変わってしまうだろうか?
- 自分の分野外で、自分が解決できない問題に関心を持つ人がいるとすれば、それはどんな人だろうか?
- 人間は自分のパラダイムを変えることができる
- 考え方の違う人に出くわしたら、自分の口は押さえて、相手の話を聞き、相手がどんなパラダイムを持っているかを知る
- パラダイムがわかれば、相手の言うことがわかるようになる
- 相手の考え方に同意する必要はない。違いが分かれば良い。
パラダイム・シフトとは? †
- 新しいゲームに行こうすること
- ゲームのルールが変わってしまうこと
新しいパラダイムはいつ現れるのか? †
- 新しいパラダイムがいつ出てくるかを知っておくことは重要である。それを知らない場合よりも早く臨戦態勢に入れるから。
- あらゆるパラダイムが新しい問題を発見して行く過程で、解決できない問題を浮き彫りにしていく。そして、解決できない問題が引き金になってパラダイム・シフトが起こる。
どんな人がパラダイムを変えるのか? †
- 現在のパラダイムを知らない人
- 研修を終えたばかりの新人
- 違う分野から来た経験豊富な人
- パラダイムは熟知しているが、それにとらわれない人
- よろずいじくりまわし屋
- どんどん問題に取り組み、大抵は失敗するが、何か1つを解決することによって新しい前例ができ、それがモデル、理論、アプローチ、ひいては新たなパラダイムを生み出す
誰がパラダイムを開拓するのか? †
- 心を開いてはじめて、画期的なアイデアを最初に耳にできる
- パラダイムを変えようとする人の話を最初に聞けるかどうかで大きな差がつく
- ひとよりも早くパラダイムを変えようと思い立つ人は頭でそう判断するのではなく心で判断する
- パラダイムの開拓者になるには、直感に加え、勇気が必要になる
- 圧倒的な優位に立つためにパラダイム・シフターになる必要はない。パラダイムの開拓者になれば十分である。
- パラダイムの開拓者がたえざる改善を続けていけば、移住者が入り込む隙間は全くなくなる
パラダイム・シフトは、その渦中にいる人にどんな影響を与えるか? †
- パラダイム効果
- 私達が何を知覚するかは、自分のパラダイムによって決定される
- ある人にはありありと目に見えるものが、違うパラダイムを持っている人の目には全く見えない
- 見えるはずだと思うものは、はっきり見える。自分のパラダイムに合致しないデータはよく見えない。全く見えないことさえある。
管理者とリーダーとパラダイム †
- パラダイムのしなやかさを部下に求めるなら、自ら規範を示さなければならない
- クロストークの場を設け、活発に意見が交換される環境を作らなければならない
- 馬鹿げたと思える考えにも耳を傾けていれば、イノベーションの大きな力を手に入れることができる
- 周囲に常に注意を払い、心を開いていなければならない
- 人々が水からは進んでは行こうとしない場所に、人々を導くのがリーダー
- 管理はパラダイムの中で行うもの。パラダイムの間を導くのがリーダー。
- 誰もリーダーの役割を担おうとしないときに、リーダーの役を買って出た人達の力でパラダイムが変わることはよくある
パラダイムと顧客 †
- パラダイムを変えずに、顧客を変える
- パラダイムを変えて、顧客を変えない
- パラダイムを変えて、顧客も変える
パラダイム・シフトの事例 †
HDDとフラッシュメモリ †
Magic Cap †
- 元アップルのビル・アトキンソンらが中心となって開発されたPDA
- エージェント(代理人)機能といったものが実装される予定だった
- 一時は多くの大手企業からの支持を受けて成功すると思われていたが、インターネットの急速な普及で優位性や魅力がなくなり、収束してしまった
- 参考URL
管理者とリーダーの違い †
- 管理者は管理し、リーダーは革新する
- 管理者は短期的な視野を持ち、リーダーは長期的な視野を持つ
- 管理者は「どのように」「いつ」を問題にし、リーダーは「何」「なぜ」を問題にする
- 管理者は業績をみつめ、リーダーは地平線をみつめる
- 管理者は現状を受け入れ、リーダーは現状を打破しようとする
考えてみよう †
- 現在の自分のパラダイムの在庫を点検し、「正しい」やり方だと信じているものを書き出してみよう
- 自分が大切にしているルールや信念が何かを確かめ、他人を評価する基準を作ってみよう
- 他人が従っているルールで、自分には承服できないルールを書き出してみよう
- どんな状況になれば、今のパラダイムを変えようと思うか自問してみよう
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