LPO (Landing Page Optimizer) とは †
利用者が検索エンジンを経由して到着した最初に見るページ(ランディング・ページ)を最適化することによって、利用者が目的のページに至ることを容易にし、途中離脱するロスを抑え、コンバージョン率を高めるという考え方や施策のことを指す。
テスト †
スプリットラン・テスト(A/Bテスト) †
- 特定の広告をクリックした後にユーザーがアクセスするページのクリエイティブを複数用意し、ページごとのコンバージョン率(問合せ・商品購入など)を測定、最も効果が高いクリエイティブが何であるかを把握するテスト。
- ユーザーの来訪先をスプリット(Split:分ける)してラン(run:走らせる)という意味。
- 「A/Bテスト」とも言われ、従来は新聞広告やダイレクトメールなどで複数の広告効果をテストする際に使われてきた。
- 今や米国オンラインマーケッターの間では、サイトのリニューアルよりも、A/Bテストによる小さな改善の繰返しがスタンダードになってきたといわれている。
【短所】
- テストしたいことは山のようにあるが、ABテストでは1つずつ検証しなければならないため、時間がかかりすぎてしまう
- ABテストの結果、比較対象のページが元ページよりも悪いことがあり、その場合のコンテンツの検討・制作コストと時間が無駄になってしまう
- ABテストでは、各テスト対象のページ構成要素間の「組み合わせ」効果が無視されてしまう
【参考ページ】
MVT (Multivariate Test) †
- マルチバリエイトテストは、例えばWebページやEmailにおいて、構成要素(テキスト、イメージ画像など)ごとに、複数のパターンを用意し、それらを自動的に組み合わせ個々のサイト訪問者に表示することによって効果を測定・分析し、最も効果の高い組み合わせを発見するテスト。
- マルチバリエイトテストは、2000年にノーベル賞を受賞した計量ミクロ経済学の権威Daniel McFadden?(ダニエル・マックファーデン)博士が唱える「Choice Modeling」(チョイスモデリング)というユーザーの選択プロセスを予測するための方法論に基づいた独自技術(米国特許取得済)を利用したテスト。
- コンテンツを構成する要素の膨大な組み合わせを少ないサンプルで偏りなくテストできるため、素早く高い精度の最適化が実現できる。
【参考ページ】
LPOに役立つツールとか †