NTP

ずれの確認

# ntpq -p           ... root の場合
$ /usr/sbin/ntpq -p ... 一般ユーザの場合
  • NTPサーバに同期できている場合
    $ /usr/sbin/ntpq -p
         remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
    ==============================================================================
    *192.168.xx.xxx  192.168.yy.yyy   5 u   52   64  377    0.871   24.685   7.868
  • NTPサーバと同期できず、自己中になっている場合
    $ /usr/sbin/ntpq -p
        remote        refid       st t when poll reach   delay   offset  jitter
    ==============================================================================
     ntp1.xxx.com LOCAL(0)        11 u   23   64  377    0.232  637.229   0.084
     ntp2.xxx.com zzz.zz.zzz.zzz   4 u   30   64  377    0.283  867.166   0.287
    *LOCAL(0)     LOCAL(0)        10 l   10   64  377    0.000    0.000   0.004
  • 1文字目に表示されるタリーコード ... クロック選択アルゴリズムにおけるピアの状態を表す
    記号説明
    ' '(reject) 距離が遠くて捨てられたサーバ
    'x'(falsetick) クロック誤り検査で不合格になったサーバ
    '.'(excess) 参照サーバが多くて捨てられたサーバ
    '-'(outlyer) クラスタリング検査で捨てられたサーバ
    '+'(candidat) クロック誤り検査に合格し、いつでも参照可能なサーバ
    '#'(selected) 同期距離が遠いが参照可能なサーバ
    '*'(sys.peer) 同期中であると宣言されたサーバ
    'o'(pps.peer) 同期中であると宣言されたサーバ(同期はPPS信号から間接的に行なう。)
  • それ以降
    項目名説明 h
    remoteNTPサーバのホスト名またはIPアドレス
    refidサーバが参照しているNTPサーバのマシンID(不明の場合は 0.0.0.0)
    stサーバの階層を示す stratum 番号。一般に、この番号が大きくなるほど、時間の信頼性が薄らいでいく。
    t階層の種類(l: local, u: unicast, m: multicast, b:broadcast)
    whenremote から最後にパケットを受け取ってからの時間
    poll問い合わせを行う間隔 [s]
    reach到達可能レジスタ(8進数表現で、到達実績が多いと大)
    delayromote との遅延見積 [ms]
    offsetremote との時間のずれ [ms]
    jitterremote の時間のばらつき,分散 [ms]
  • NTPキッスコード(refidに表示されるコード)
    コード説明
    ACSTアソシエーションがユニキャストサーバに属する
    AUTHサーバ認証が失敗
    AUTOAutokeyシーケンスが失敗
    BCSTアソシエーションがブロードキャストサーバに属する
    CRYP暗号認証または同定が失敗
    DENYリモートサーバによってアクセス拒否
    DROPSymmetricモードでピアが喪失
    RSTRローカルポリシーのためにアクセス拒否
    INITアソシエーションが初期段階で同期できなかった
    MCSTアソシエーションが動的に見つかったサーバに属する
    NKEY鍵が見つからない、あるいは信用できない
    RATE混雑が原因でアクセス拒否
    RMOTntpdcでリモートホストからアソシエーションの変更
    STEPシステム同期のステップ変更が起きたが、アソシエーションが同期不全

ずれの修正

  • 即時調整(稼働中のシステムでやってはいけない)
    # /etc/init.d/ntpd stop  ... 修正前に ntpd を一旦停止
    
    # ntpdate [NTPサーバ]
    7 Oct 10:03:37 ntpdate[7409]: step time server 192.168.xxx.xxx offset -29.227654 sec
    
    # /etc/init.d/ntpd start
  • 5分毎にntpdateで自動修正(最終手段)
    • crontabに下記を記述
      # ntpdate per 5min
      */5 0-23 * * * /usr/sbin/ntpdate [NTPサーバ] >> /var/log/ntpdate-cron.log

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Last-modified: 2021-04-05 (月) 17:46:46 (1117d)